リスティング広告における除外キーワードの設定方法とマッチタイプについて

2015/10/02

もくじ

はじめに

リスティング広告で部分一致やフレーズ一致を使ってキーワードを運用する場合、気をつけないといけないことがあります。

それは、キーワードの拡張です。
これは完全一致と比べたときのメリットとなりうる部分ですが、逆にデメリットになることもあります。

例えば、あなたが毛ガニの通販サイトを持っていて、市場調査・掛け合わせワードの新規開拓のため、フレーズ一致で“毛ガニ”を登録するとします。
しばらく経って検索クエリを見ると、「毛ガニ の 秋山」というクエリで検索され、クリックされていました。

ここで、検索者は「昔SASUKEに出場して、完全制覇した秋山さんの情報」を探していると思われるため、この場合自社のコンバージョンには結びつきそうにないですね。

こういう場合は除外キーワードに設定することで、フレーズ一致の拡張ルールは守りながらも、そのキーワードでは広告を出稿しないように設定できます。

このように、検索連動型広告で「部分一致」や「フレーズ一致」などのマッチタイプを使う際は、除外キーワードの設定が欠かせません。
今回は、その除外キーワードについての記事です。

参考:リスティング広告で使われるマッチタイプの種類【メリットとデメリット】

除外キーワードの設定方法

Yahoo!スポンサードサーチの場合

管理画面から設定

スポンサードサーチ(SS)では、「対象外キーワード」と呼ばれています。


管理画面上部「ツール」を選択しますと、中に「対象外キーワードツール」があります。
これを開き、「対象外キーワードを追加」を押すと、対象外キーワードの設定ができます。
ここで、設定したいキーワード、対象外キーワードのマッチタイプ(後述)、その除外が適用されるセグメントを選びます。
除外が適用されるセグメントは、広告グループ単位か、キャンペーン単位で選ぶことが出来ます。

CSVで設定


画像にもある通り、CSVで対象外キーワードを指定するときは、C列「コンポーネント」欄に「キャンペーンの対象外キーワード」と入力します。

Google AdWordsの場合

管理画面から設定


AdWordsの場合は、キーワードタブ中の「除外キーワード」を選ぶと除外キーワード設定画面に入れます。
ここでもセグメントを広告グループかキャンペーンから選び、除外キーワードを設定します。

AdWordsの場合はマッチタイプの設定について記述がないのですが、完全一致なら[],フレーズ一致なら“”をキーワードの前後につけると、そのマッチタイプで除外設定が行われます。

※部分一致は何もつけない

CSVで設定

適用するセグメント、キーワードを設定し、マッチタイプを指定する欄(Criterion Type,Typeなど)に「○○ Negative △△」と入力します。
○○にはセグメント(CampaignかAd Group)、△△にはマッチタイプ(完全一致: Exact,フレーズ一致: Phrase,部分一致: Broad)を入れてください。

除外キーワードのマッチタイプについて

除外キーワードのマッチタイプについては、ほぼ通常のマッチタイプと同じなのですが、1点だけ注意が必要です。
それは、除外キーワードのマッチタイプで「部分一致」を選んだとき、そのキーワードの拡張がされないという点です。
つまり、絞り込み部分一致と同じ働きをすることになります。

例えば、「比較」を部分一致で除外すると、「レンタルサーバー 比較」で検索された際には広告が表示されませんが、「レンタルサーバー ランキング」などで検索された場合には広告が表示されてしまいます。

まとめ

以上、除外キーワードの設定でした。
明らかに効果が悪い掛けあわせ語句や、CVが見込めない語句は除外して、無駄なクリックを減らしましょう!

そうするとコストが減って、CPAの改善に繋がりますね。

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