リスティング広告で使われるマッチタイプの種類【メリットとデメリット】

2015/07/17

はじめに

miyaharaです。
リスティング広告の強みは、適切なキーワードで適切なユーザーに適切な広告を表示させられることであり、適切なキーワードを設定するにはマッチタイプの使い方が重要になってきます。

そこで今回は、マッチタイプの種類とそれぞれのメリット・デメリットについて解説していきます!

マッチタイプの種類

完全一致: Exact

■特徴

言葉の通り、設定したキーワードがユーザーの検索した語句と完全に一致した場合、広告が表示されます。
更に完全に一致した場合にプラスして、表記揺れ、送り仮名違い、変換ミスもカバーしてくれます。

Google AdWordsでは [] で囲うと、完全一致だと認識されます。

○メリット

キーワードの拡張がないため、コンバージョンに繋がらないクリックが発生しづらく効果が高い。

×デメリット

自分が想定しないワードで表示されないため、新しいキーワードの発見ができない。
2語以上のキーワードだと逆順も登録しないといけないため、手間がかかる。

■例

設定ワード: [サーバー 比較]

○表示されるパターン
サーバー 比較

×表示されないパターン
サーバー ランキング(単語の拡張はされない)
比較 サーバー(逆順では表示されない)

フレーズ一致: Phrase

■特徴

上記の完全一致に加え、設定したキーワードの前後にキーワードが追加された場合でも広告が表示されるようになります。

Google AdWordsでは “” で囲うと、フレーズ一致だと認識されます。

○メリット

効果が高い掛けあわせワードの発掘ができる。
→掛け合わせワードは一般的に検索ボリュームは少ないが、ワードによってはユーザーの意欲・思考が表れることが多く、効果が高い。

×デメリット

2語以上のキーワードだと、語順入れ替えに対応していない。

■例

設定ワード: “サーバー 比較”

○表示されるパターン
サーバー 比較
サーバー 比較 法人
無料 サーバー 比較

×表示されないパターン
サーバー ランキング(単語の拡張はされない)
サーバー 無料 比較(設定した2語の間に単語が入っている)
比較 サーバー(逆順では表示されない)

部分一致: Broad

■特徴

完全一致・フレーズ一致にプラスして、設定した単語の拡張・語順入れ替えをカバーできます。

Google AdWordsでは何も記号をつけないことで部分一致だと認識されます。

○メリット

キーワードが拡張されるため、キーワードの新規発見に役立つ。
部分一致ワード一つだけで、語順入れ替えや単語の拡張に対応できるため、手間がかからない。

×デメリット

拡張が激しく、適切でないユーザーにまで広告が配信されてしまい、効果が低くなりがち。

■例

設定ワード: サーバー 比較

○表示されるパターン
サーバー 比較
サーバー 比較 法人
無料 サーバー 比較
サーバー ランキング

×表示されないパターン
Google AdWords(そもそもジャンルが異なる)

補足.絞り込み部分一致について


「絞り込み部分一致」というマッチタイプがあるわけではないですが、部分一致の一機能として紹介します。

絞り込み部分一致: Broad

■特徴

単語の頭に + をつけることで、単語の拡張を抑えた部分一致としてキーワードを設定できます。
拡張範囲のイメージとしてはフレーズ一致と部分一致の中間の位置です。

○メリット

キーワードの拡張を抑えながら、フレーズ一致のような掛けあわせワードの発掘が可能。
それでいて逆順ワードにも対応しているため、登録の手間もかからない。

×デメリット

検索需要は多いが、コンバージョンに繋がらないワードが掛け合わされて表示されている場合、効果が低くなる。

■例

設定ワード: サーバー +比較

○表示されるパターン
サーバー 比較
サーバー 比較 法人
サーバー 無料 比較
AWS 比較

×表示されないパターン
サーバー ランキング(+で固定された単語の拡張はされない)

まとめ

以上、マッチタイプの特徴とメリット・デメリットでした。
効果の高いワードを完全一致で追加・出稿し続け、更なる拡張や新規顧客開拓をしたい場合に部分一致やフレーズ一致を使えばうまくいくのではないかと思います。

マッチタイプを使いこなしてより良い運用を行っていきましょう!

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