接続語・指示語を使いこなそう!~自分の文章を読みやすくするコツ~

2015/10/28

これまで、一文は短めに とか、同じ語句は省く など、いくつかのコツをご紹介してきました。
今回は、基本的なことでもあり、ちょっと難しくもある「接続語」と「指示語」についてです。
また、文章をぼんやりさせない方法もご紹介!

言われてみれば納得の内容なので、ぜひ心がけてみてください∠(`・ω・´)

もくじ

接続語の使いすぎに注意

接続語には、言葉や文・段落をつなげる役割があります。

接続語の例)
そして・だが・しかし・でも・また・あるいは・つまり・ただし・さて など

日頃の文章には、このような接続語がたくさん使われています。
理由を示したり、話を変えたり、反対のことを言う時などに用いられますね。

一文を短くするときなどには、接続語はとても便利。
でも、使いすぎは逆効果です!
読みやすさを心がけるあまり、かえって読みにくくなってしまうこともあるのです。

NG例)
我が家では毎朝、パンを食べている。つまり、それだけパンが好きなのだ。そして、ごはんだと気分が上がらない。だが、父は違い、ごはんでも良いという。しかし兄はシリアルが良いらしい。でも、用意が面倒なので、母はいつもパンを食卓に並べる。

このように、短い文の中で何度も接続語が出てくると、読み手の気が散ってしまいます。
5つ出てきた接続語を、最低限の数に絞ってみます。

修正例)
我が家では毎朝、パンを食べている。それだけパンが好きなのだ。ごはんだと気分が上がらない。だが、父は違い、ごはんでも良いという。兄はシリアルが良いらしい。でも、用意が面倒なので、母はいつもパンを食卓に並べる。

ポイント!
接続語の中には、省いても問題のないケースが多くあります。
あまり使いすぎてしまうと、子どもの作文のようになってしまうので気をつけましょう!
 

指示語の使いすぎに注意

102803
指示語には、同じ語句を省いたり、文と文をつないだりする役割があります。

指示語の例)
この・これ・そこ・それ・あの・あれ・どこ・どれ など

指示語は代名詞のような役割なので、普段から使うことも多いでしょう。
しかし、使いすぎてしまうと何を言いたいのか伝わらないことがあります。

NG例)
あれあそこの部屋のそこにあるから

あれ・あそこ・そこ と、3つも出てきましたが、もちろんこれだけでは意味は伝わらないですよね。
あれってどれ?あそこ・そこってどこ?と、全く意味が分かりません。

ポイント!
指示語は使い過ぎると混乱を招いてしまいます。
文章にするときは、親切で具体的な言葉に言い換えましょう
 

「~と思う」の使いすぎに注意

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「~だと思う」とか「~と思っている」という表現は、誰でも使ってしまいがちです。
これは間違いではありません。問題なのは、思う の前にある文章なのです。

NG例1)
この経験は将来、役に立つと思います
NG例2)
お酒は20歳になってからということは誰でも知っていると思う

1.は、役に立つと感じていることに対して「~と思います」をつけたことにより、意思がぼんやりしてしまいました。
役に立つと感じているのなら、「~と思います」はつけずにハッキリさせましょう。

2.は、誰でも知っている事実に対し、「~と思う」をつけたことにより、
「あれ・・・?知っている・・・はず・・・だよね?」と、何だか自信なさげな印象を受けます。

ポイント!
意思をハッキリ表現したいときや、わざわざ書かなくてもみんな知ってるよ!ということには「~と思う」は敢えてつけないようにしましょう。

まとめ

今回は、あまり文章を書くことに慣れていない人が、ついついやってしまうことをご紹介しました。
・・・とは言え、私も接続語は多用しがちです(;´Д`)
特に「また、」は本当によく使ってしまいます!

読み返してみて、しつこいなぁと感じたら消すようにしていますが、クセになっていてなかなか直らないんですよね(´・ω・`)
私ももっとうまく文章を書けるように勉強しなくては・・・!

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