読まれやすい文章を書く3つのポイント【言葉選び編】
2015/08/26
前々回の構成編、前回の組み立て編に引き続き、今回は言葉選び編をお送りします。
「構成の基本も理解できたし、1文の組み立てのコツも分かった。でもそもそも自分には語彙力がない・・・」
そんな方に、今回は言葉の選び方を分かりやすくお伝えします!
基本的すぎるかもしれませんが、きっとこれでライティングのスキルもアップするはずです(*^^)v
ひねりは不要!かんたんな言葉を選びましょう
文章を書くぞ!と気合いを入れすぎて、難しい言葉をたくさん使っていませんか?
たとえば
山中で羆との遭遇を回避するには、笛や鈴を鳴らしながら自分自身の存在を周知させることが重要である。
と書くと、少し堅すぎて難しい印象です。
これを
山の中でヒグマと出会わないようにするには、笛や鈴を鳴らしながら自分の存在を知らせることが重要です。
と、羆という漢字をカタカナにして、熟語を砕いてみました。
たったこれだけでも、小学生でも理解できる文章になりましたよね。
難しい言葉を使わず、かんたんでやさしい言葉を選びましょう!
用語や表記は統一しましょう
たとえば「パソコン」を「PC」、「ウェブサイト」を「WEBサイト」というように、同じ文言を混ぜて表記するのは、読みやすさ的にNGです。
また、たとえば「私達」は「私たち」や「わたしたち」と表せます。
さっきは「私達」だったのに次は「私たち」と、表記がバラバラになると統一感がありません。
漢字や仮名遣いも揃えましょう!
ひらがな・カタカナをバランスよく使いましょう
冒頭でもお伝えしましたが、漢字の使い過ぎは見た目に重く感じます。
また、全体的に黒っぽく、暗っぽい印象にもなってしまいます。
そんな時はアクセントとして、ひらがなやカタカナを使ってみましょう。
たとえば「簡単」より「かんたん」の方が、難しくなさそうな感じがしませんか?
さらに「カンタン」にすると、何となく軽い雰囲気にもなります。
かと言って、ひらがな・カタカナが多すぎても読みづらくなります。
漢字・ひらがなのバランスに気をつけて、アクセントとしてカタカナを使う、と決めておくだけでも、読みやすさはグンとアップするはずです!
まとめ
読まれやすい文章を書く3つのポイントということで、構成・組み立て・言葉選びと3部作でお送りしましたが、いかがでしたか?
私もまだまだだなと感じることはしょっちゅうあります。
でも、いくつも書いているうちに自然と読みやすく組み立てよう脳になれるので、あきらめずにチャレンジしましょう!
また、時間がかかってもいいので、本を読む習慣をつけるのもオススメです。
推理・恋愛・青春など、取っ付き易いジャンルを見つけて読んでみてください。
一ヶ月に1冊・寝る前に1話など、自分のペースで大丈夫です。
頭の中で登場人物が動き出すと、サクサク読めて楽しいですよ!