Wixがフォトドリームキャンペーン実施!写真家若井氏の無重力撮影夢叶える

2017/09/24

クラウド型のホームページ作成ツールを提供している「Wix」は、2017年2月に「Wixフォトドリームキャンペーン」を実施しました。Wixを活用している世界中の写真家より応募を募り、この度、日本人の写真家である若井玲子氏が当選し、長年の夢であった無重力空間での撮影が実現しました。

若井玲子氏は、北海道札幌市出身で東京の2010年に多摩美術大学のグラフィックデザイン学科を卒業後、都内のスタジオに勤務した後、2012年にフォトグラファーである宮原夢画氏の師事後、2014年独立し写真家として活躍されています。これまでに、多くのクライアントと取引をしており、丸美屋や阪神タイガース、ロッテ、ルミネ、ホンダなど多数の作品をクライアントを通じて発信をされています。

目次

Wixフォトドリームキャンペーンでで若井氏の夢叶える!


提供元:若井玲子×Wixドリームフォトキャンペーン

Wixフォトドリームキャンペーンは、世界中の写真家が個人によるブランド構築や情報発信を支援する目的で実施したキャンペーンで、Wixを活用して個人ホームページを運用している写真家が多いことから、写真家の創造力を引き出す目的で今回のキャンペーンによる撮影が実現しました。

写真家の多くは、現状として顧客(クライアント)の要望に応じた写真撮影になっていることから、個人が表に出て作品を出す時間が限られているという課題がありました。そこで、写真家が個人の夢を実現させるべく、Wixでは世界中のWixユーザーの写真家に対して、「優勝すればWixがどんな写真撮影でもかなえます」という内容に基づいて写真コンテストを実施しました

写真コンテストでは、「Wixを使ったポートフォリオサイト」と「叶えたい夢の写真撮影の内容」の2点を添えて実施した結果、世界134カ国から7220件の応募があり、その中から日本人の写真家である若井玲子氏が無重力空間でファッションモデルの写真撮影を実現したいとの思いが選ばれ、今回の無重力空間での写真撮影が実現しました。

撮影は米国フロリダ州の無重力空間の飛行機の中で撮影!


提供元:若井玲子×Wixドリームフォトキャンペーン

若井氏の無重力空間での写真撮影の夢を叶えるため、Wixでは制作チームを立ち上げ3ヶ月間の準備期間を経て、実際に撮影を米国フロリダ州にある無重力飛行サービスを提供しているゼロ・グラビティ・コーポレーション社の飛行機の中で実施しました。


提供元:若井玲子×Wixドリームフォトキャンペーン

飛行機の中で無重力空間を作り出す仕組みとしては、一定の放射物に沿って飛行した後に、上昇と降下をい繰り返すことで、短時間ではあるものの無重力空間を作ります。

高度は1万メートルの高さで、無重力になるのはたっての30秒で、若井氏によるシャッタータイミングもわずかな時間となり、大変厳しい状況での写真撮影となったようです。

また、上昇と降下を繰り返したり、身体が宙に浮いたりするなど、身体的には大きな負担となり、体調を悪くするリスクがあります。万が一、体調が悪くなった場合は撮影は即中止となるなど、夢が実現できる可能性も極めて低い状況でもありました。

ファッションモデルにモデルのスタヴ・ストラスコ氏を起用


提供元:若井玲子×Wixドリームフォトキャンペーン

若井氏の撮影テーマである、「宇宙飛行士と美しいエイリアン」に基づいて、若井氏は、モデルのスタヴ・ストラスコ氏を起用しました。同氏は、国際的に活躍するイスラエルに在住の人気ファッションモデルです。過去にトヨタ自動車のテレビCMに出演したことがあります。


提供元:若井玲子×Wixドリームフォトキャンペーン

なお、スタヴ・ストラスコ氏はトランスジェンダーで、男性として生まれましたが現在は女性モデルとして活躍しています。トヨタ自動車のCMでは、カメラがビキニ姿のトップレスの人物を後ろから追いかけ、その人物が車の前で振り返ると胸が平たかったというオチが大きなインパクトとなり、同氏が世界中から注目されるきっかけとなりました。

スタヴ・ストラスコ氏を起用した理由として、「ミステリアスで不思議な魅力に惹き付けられた」としており、以前から同氏の写真撮影を行ってみたいと考えていたことがきっかけであるとしています。

無重力空間では思った以上に厳しかったが、夢のような撮影だった


提供元:若井玲子×Wixドリームフォトキャンペーン

実際に飛行機に搭乗し無重力空間での撮影は予想以上に厳しいもだったが、最終的には撮りたい写真を撮ることができたと若井氏は語っています。

まず、飛行機に撮影で持ち込める機材は、米国連邦航空局(FAA)の規定に準拠したものではないと許可が降りず、持ち込めるものも制限されていたため、多くのアイデアがFAAによって断られたとしており、最終的なアイデアが決定したのも撮影日の数週間前だとしています。

撮影当日は、プロダクションチームを含め10人以上のメンバーが飛行機に搭乗し、若井氏の撮影をサポートしました。若井氏は無重力空間では思った以上に自身の身体をコントロールできず、撮影に苦労したとしています。

通常の写真撮影では、モデルと光、カメラは基本的に固定して撮影を行いますが、無重力空間ではそれぞれが動いている状況であることから、自由が効かず思い通りの写真が撮れない不安がよぎったとしていますが、最後に思い通りの写真がとれて、今振り返ると夢のような撮影であったと語っています。

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