WEBデザイン小ネタ集:知ってるとお得?サイトの中にサイトを入れるインラインフレームという技術

2016/01/03

東雲です。
少々遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
今年も「レンタルサーバー比較のつぼ!」を宜しくお願い致します。

WEBデサイン小ネタ集も記念すべき5回目に突入。
前回は今では当たり前になりつつある技術としてfaviconをご紹介しましたが、
今回は逆の今ではほとんど見ない技術をご紹介していきます。
それはインラインフレームという技術です。

インラインフレームって?

さて、インラインフレームとはザックリというと

「ページ上に枠を作ってその枠の中に別のページを表示させる技術」

となります。
例えばこんな感じですね。

これを使うと、その枠のページだけを更新すればいいので手間が減ります。
昔ではよく更新履歴を作るのに重宝されました。
更新履歴のページだけを更新すればよかったので凄く楽だったんですよね。

しかし今ではこのインラインフレーム。
昔から存在しているサイトでは見かけますが、最近現れたサイトではとんと見かけないようになりました。
所謂”廃れた技術”に片足を突っ込んでいるのです。

どうして見なくなったの?

どうして廃れた技術に片足を突っ込んでいるのかというと、
そもそもこのインラインフレームには

・動作が重い
・対応していないブラウザが存在する
・XHTMLでは定義すらされていない

という問題がありました。実は今でもありますが。
そして現在のWEBデザインのベースがブログ型になりつつあるのと、
純粋な技術の進歩が合わさることで、インラインフレームはどんどんと見なくなってしまったのです。

でも、知っておくと便利な技術ではあるんですよ!

かと言って全く知らないままで良いというものではありません。

ちょっとした小技としても使えますし、
0から10まで全部自分でこなしたいという方はぜひとも覚えていただきたい。

ただ、先ほど上の方で挙げたように問題点が多いものでも有りますので、ご利用の際は用法を守ってくださいね。


ということで、インラインフレームのお話でした。
技術進歩と言うのは怖いもので、
以前の技術が平然と捨てられてしまうことが多々あります。
インラインフレームもその煽りを食らっている技術の一つです。

新しい技術が出ることを否定はしませんし、どんどん出てきて欲しいという思いはちゃんとあります。
けれど、たまには古い技術にも目を向けたいな…そう感じる今日此頃でした。

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