【文字入力 応用編】PhraseExpress（フレーズ エクスプレス）で作業効率アップ！

2015/06/18

はじめに

前回、
【初級編】で「Google日本語入力」をご紹介しましたが、
今回は、単語登録に慣れてきた方、もうマスターしているという方に
更に最強の文字入力ツールをご紹介いたします。
その名も、PhraseExpress（フレーズ エクスプレス）です。

PhraseExpressとは？

PhraseExpressは、IMEやGoogleの日本語入力ソフトの「単語登録」機能を
更にパワーアップさせたものです。

◯メリット
・10万文字の超長文でも登録できる
・改行も反映される
・半角文字で起動できる（つまり英語を英語で呼び出せる）

◯デメリット
・英語表記なので登録が日本語入力ソフトより覚えづらい
・Windows専用のソフトなのでMacでは使えない
・MacのPCと登録した単語を共有できない
※Macでは、TextExpanderという、ほとんど同じソフト（有料）が存在します

インストール

PhraseExpressのダウンロードページに行きます。
http://www.phraseexpress.com/download.php

①「portable edition」の文字をクリックしてダウンロード

②「PhraseExpress_USB」を解凍してを開き「phraseexpress.exe」を開く

③「Don’t show again」にチェックを入れる 、 [Yesをクリック]

④「タスクバー」に「PhraseExpress」のアイコンが出ていれば、
　起動中というこでインストール完了

新規フレーズ登録

登録方法

ⅰ)「タスクバー」の「PhraseExpress」アイコンをダブルクリック

ⅱ)
①新規フレーズ登録
②登録名
③文章：登録したい単語や文章を入力。改行もOK
④文章を呼び出す文字
⑤プルダウンから「Execute immediately」を選択
⑥OK

※③に日本語でそのまま登録すると文字化けしてしまうので、

以下のように設定してください。

[どれかフレーズを選択 ] → [「Phrase Content」の欄でマウス右クリック ] → [「Expand macro functions」にチェックを入れる）]

おすすめの機能

I)入力ウィンドウを出す{#input -◯◯}

登録例：

{#input -◯◯}＝入力ウィンドウ（複数行欄）
{#input -◯◯-single?}＝入力ウィンドウ（１行欄）

上記の条件でフレーズ登録した場合
ml;と入力すると、下のように入力ウィンドウが現れる。

１、会社名は？

２、個人名は？

３、内容は？

入力ウィンドウに上のように入力すると下のように変換される。

Ⅱ）「キャレット（カーソル）」の位置を操る{#cursor}

上記の内容で登録した場合、h4;と入力すると

</p> <h4 class="postline4">{#cursor}</h4> <p>と変換され、「{#cursor}」を差し込んだ所にカーソルが自動で置かれます。

Ⅲ）コピペを挿入{#clipboard -paste}


上記の内容で登録した場合、ul;と入力すると

<a href="◯◯" target="_blank">{#cursor}</a>
と変換され、「{#clipboard -paste}」差し込んだ所に
クリップボードにコピーしている単語が貼られる。

その他機能

・ほかの変数を挿入{#INSERT 変数}
・時間を計算して挿入
　今日→ {#datetime -f yyyy年m月d日ddd曜日}
　昨日→ {#datetime -f yyyy年m月d日ddd曜日 -s -1d}
　明日→ {#datetime -f yyyy年m月d日ddd曜日 -s 1d}
　今の時間→ {#datetime -f t}
・数字を操る{#insert number;}
・500以下の数字でランダムに出力{#RND 500}
・計算　消費税計算{#CALC {#INPUT -head 数字を入力! -single}*1.08}
・入力フォーム
・プログラムを実行

さいごに

毎日打つ文字をテンプレート化すれば、作業効率は格段にアップします！
昔から「段取り八分の仕事二分」と言われますが、
是非この機会に「段取り」をして、さらに仕事のできる人になりましょう！