Amazon販売に重要なショッピングカートシステムとは
2015/12/12
EC担当者、Amazon販売を行っている方にはいわずもがなな内容ですが改めてショッピングカートとはなんぞや!
ということについて触れてみます。
ショッピングカートシステムとは・・・
Amazon独自のシステム 複数の出品者をくるくる回していく仕組み
のことです。
Amazonでは、Amazonだけでなく、
マーケットプレイスという誰でもAmazonで販売していいよ、という仕組みがあります。
マーケットプレイスに参加している複数の出品者を、効率よく回転させAmazonで効率的に販売させる仕組みが
ショッピングカートシステムです。
まずは、Amazonの基本的な仕組みを説明します。
Amazonの商品ページには商品によって、下記のような違いがあります。
これは、ふつうにAmazonが出品している商品。
Amazonからの発送は、お急ぎ便と、ギフト梱包に対応している旨書かれているのでわかりやすいです。
Amazon.co.jpが販売、発送しますという記載があります。
こちらはAmazon以外の人が販売している商品。
ギフト梱包と、お急ぎ便についての記載がありません。
またAmazon以外の出品者の場合、土日発送対応していなかったり、
発送までに時間がかかる場合があるため、3~4日以内に発送します、と記載されています。
Amazonが販売している商品の場合、基本的に1,2日以内に発送、かつお急ぎ便にて発送可能なため
上記の記載がありません。
上の二つに共通するのが、
~が販売、発送します、の下、
「新品の商品:11」
「新品の商品:6」
という部分
これは、同じ商品を、11人、6人がそれぞれ販売していますよ、ということです。
で、その出品している人のことをマーケットプレイスに参加している、などと言います。
これがAmazonの基本的な仕組み、
AmazonではAmazonはもちろん、マーケットプレイスに参加している人が自由に販売ができる。
そのため、Amazonは本を売る会社だったのが、
プラットフォームの運営に集中し、手数料をもらう会社になっていったのです。
いよいよショッピングカートの仕組みについて説明します。
上の
「新品の商品:11」をクリックすると、こういうページが表示されます。
これがマーケットプレイスで販売している出品者たちです。
で、ショッピングカートというシステムは、
これら複数名いる出品者の中から、最適な人を一番上に表示する仕組みのことです。
この例でいくと、新規出品者で、2680円で出品している一番上の出品者が、
「ショッピングカート」を取得している、ということになります。
ショッピングカートを取得していると、下記「Amazonが販売、発送します。」の部分に自分の名前が出て、
なおかつ、お客さんがカートに入れる、ボタンを押すと、カートを取得している人の在庫から先に売れていきます。
カートを取得するメリットは
一番最初に自分の商品が売れる
ページには自分の名前だけが表示される
というなんともおいしい仕組みです。
このカートシステム、一度獲得すればいいのか、ということではなく
Amazonが数十分~数時間ごとに、カートを取得する人をどんどん変えていきます。
上の例だと、2680円から2740円で出品している6人にカートがどんどん回っていく、ということになります。
また、出品者がもっといればその分自分に回ってくるのに時間がかかることになり、販売機会が少なくなることになります。
上の商品では、11人も出品者がいたので、次のページも見てみます。
次のページでは下のようなページが表示されます。
2740円から3330円に変わりました。
500円も変わるとほぼカートは獲得できないので、
悲しいことに、こちらに出品している7人は一生この商品を売ることはできない、ということになります。。。。
カートを獲得する方法を試せば可能ですが、このままだと一生売ることができないので
なにかしら改善していく必要があります。