【Google AdWords】地域ターゲティングの詳細な設定について
2015/09/25
もくじ
はじめに
前回はリスティング広告の基本的なターゲット地域の設定方法について記事を書きましたが、
Google AdWordsにはもう少し高度な設定があります。
そこで、今回はGoogle AdWordsの地域設定について書いていきます。
参考(前回記事): リスティング広告でターゲット地域の設定をする方法【スポンサードサーチ/AdWords】
AdWordsにおける地域の詳細設定 概要と設定方法
いつもの地域を編集する画面から「検索オプション」をクリックすると、詳細な設定ができるようになります。
ポイントから半径を指定して地域を選択する方法
市レベルでターゲティング設定をしていると、検索しても選びたい地域が出てこないことがたまにあります。そういう場合の設定方法です。
話は変わりますが北海道の北広島市は、人口が59,519人(Wikipediaより引用)いて、札幌市と隣接していることからベットタウンとして栄え、企業の誘致やアウトレットモールの出店などが進み、近年更なる盛り上がりを見せる市となっています。
が、しかし
ご覧の有様です(グレーは検索したら選べる地域です)。
周りは全部選べるのに…。
こんなときでも、AdWordsでは任意の地点からの半径を指示すればその地域を選べます。
検索オプション内上部「半径を指定」をクリックし、検索窓に「北広島市」と入力、その後半径を調整すればだいたい北広島市が選択できます。
1つのキャンペーンに複数の地域を一括で指定する方法
東北・関東・中部・関西などエリア毎の配信としたい場合、エリアをそのまんま選ぶことはできませんが、都道府県をテキストから一括で選択できる方法があります。
まず、検索オプション内上部「地域の一括指定」をクリックします。
そして「入力した地域の国コード」の隣の欄に日本国内であれば「JP」と入力します(デフォルトではUSになっていることが多いため注意です)。
その状態で「検索」を押すと該当する地域が出てきますので、「追加」か「すべて追加」を押して追加すれば完了です。
地域設定の際の注意点
AdWordsのデフォルトの設定では、
「ターゲット地域にいるユーザー、ターゲット地域に関する情報を検索しているユーザー、またはターゲット地域に関心を示しているユーザー」が、その地域のターゲティングに引っかかります。
つまり、過去に「北海道 旅行」と検索したことのある大阪府に住むユーザーは、北海道限定で配信している広告を見る可能性がある、ということです。
明確に「その地域に今いる人」に広告を出すには、設定を変える必要があります。
「設定」タブより「すべての設定」を選び、赤線部「ターゲット地域の詳細設定」をクリックします。
そして、「ターゲット地域にいるユーザー」にチェックを入れれば完了です。
まとめ
以上、AdWordsでのターゲット地域の高度な設定でした。
AdWordsは機能が豊富でややこしくなるかもしれませんが、機能が多いということは運用改善する箇所がたくさんあるということです。
ちゃんと設定すれば、効果は更に上がりますのでいろんな機能を知った上で最適な運用をしたいですね。