初心者でもできるVBA講座【IE制御の初期設定】

2015/08/27

はじめに

前回の【セッティング編】に引続き
今回はVBAでIE(InternetExplorer)を制御する際の初期設定を説明します。
いきなりエクセルVBAでIEを制御しようとしても、
そのままではエラーが出て操作できません。
正常に動作させるには、初期設定が必要です。

VBE起動

エクセルを起動して、VBEを開きます。
Alt+F11でVBEが起動します。
VBE画面でAlt+F11を押すとエクセル画面に戻ります。
頻繁に使うショートカットキーなので覚えておきましょう!

VBEとは

VBE(Visual Basic Editor)とは、
実際にマクロのコードを書いたり、修正したりするためのエディタツールです。
ただ、「書くためのツール」だけではなく、書いたコードが正しく動くかのテストを
行なうのに重要なツールです。

引用元:Excelでお仕事!

VBAでIEを制御する際の初期設定

エクセルVBAでIEを制御するには、HTMLDocumentオブジェクトを
利用するためのライブラリ(COMコンポーネント)が必要なので、
まずは、VBEの「参照設定」から追加する方法を説明します。

VBEの「参照設定」設定方法


①「メニュー」→「ツール」→「参照設定」を選択


②「Microsoft HTML Object Library」にチェックを入れる
③「Microsoft Internet Controls」にチェックを入れる
④「OK」

動作確認

①VBEメニューの「挿入」→「標準モジュール」
②下記のコードを「標準モジュール」にコピペ

Sub Main()
Dim IE As Object
Set IE = CreateObject(“InternetExplorer.Application”)
IE.Visible = True

‘画面へ移動する
IE.navigate “https://rentub.com/dev/ie-vba-setup/”
End Sub

③が立ち上がり、今と同じページが開けば初期設定完了

さいごに

初期設定などで面倒くさがってやめてしまう人なども多いですが、
その作業を乗り越えた先には、毎日の作業がボタンひとつ押すだけで済む、
自動化が待っています。

興味が無い方も、自分の仕事を減らすためにも頑張って自動化しましょう!

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