ハヤカワ五味のブランディングと販売手法に学ぶEC
2015/11/14
ハヤカワ五味さん @hayakawagomiという有名な若手女性起業家が気になってます。
「今夜比べてみました!」に出てたのを見て初めて知ったんですが、
貧乳の女性のためのかわいい下着をfeastというブランドで
デザインから販売までやってる20歳の女性です。
生い立ちがすげえ
- 小学4年の時に教師と近所の親にいじめられる
- 母親に言ってもなにもしてくれず、小学生にして母親と関係が悪くなる
- 中学生でコスプレ・ロリータにハマる
- 高校生のとき付き合ってたのが31歳プログラマー。
- 彼氏が仕事を辞めニートになる
などなど
ダークロリータって感じです!
高校生のときにタイツを制作
キリトリ線タイツっていう超有名なタイツを制作して販売したのがハヤカワさん。
当時、なんか流行ってたな~という記憶がうっすらあります。
キリトリ線タイツ以外でも、タイツに模様が入ってるデザインがどんどん出始めてましたが
きっとハヤカワさんのデザインをパクって他の企業も生産し始めてたんでしょう。
一大ブームを作り出すほどの実力を高校生のときに持っていたんですね。
販売サイトはBASE
2分でネットショップが作れるBASEを使って、現在の貧乳女性向けの下着・ルームウェアなどを販売してます。
BASEはモールがないので自分で集客しなければならないのですが、
ハヤカワさんはキリトリ線タイツで話題になったり、
個性的なキャラをガンガン出しててフォロワーが多かったりして、
SEOなんか一切気にせずにSNSからお客さんを集めて販売してます。
BASE自体が、シンプルにネットショップを作ることをコンセプトにしてるので、
SEOを使ったマーケティングはあまり合わないサイトです。
世界的にもツイッター、インスタグラム、Youtube,Vine,FacebookなどSNSが流行りまくってて、
検索主流だった流入も、SNS流入の方が多くなってたりするわけです。
なので、そのSNSを使い、BASEというシンプルデザインのサイトで販売、っていう今の時代にあった販売をされてます。
商品のクオリティー・特徴は?
商品自体は、ハヤカワさんのコンプレックスだったり、体験を元にして作られてて、
大企業の商品開発チームには作れない斬新でかわいいデザインの商品が作られてます。
開発自体はハヤカワさんが工場と交渉して、
タイツを販売してた高校生のときは、30足から作れるようにしてたそうです。
工場、と聞くとロットが多く発注しなければならない、というイメージですが、
そこらへんもハヤカワさんのコミュ力と個性で乗り越えてたんだろうな、という感じ。
で、30足作ったタイツが一瞬で売れてからは、
どんどんアイディアを出して新商品を造っては、即完売、というほど人気だそうです。
女性で一人で工場と交渉して、デザインから販売までやってる方だと、
他に清水彩子さんなんかもいらっしゃいます。
新潟で、キャバクラなど夜の店で働く女性のために
かわいいドレスを造って販売してる方です。
東京ではかわいいドレスはあるのに、新潟のキャバクラにはない!!ということで、
一人で中国まで乗り込んで、OEM生産をやってのけたりしてます。
やっぱりアパレルとかデザインとかって女性の視点の方が重要ですね。
適材適所というか。
ネットの時代に紙を使ってたりとか、アプリの時代に検索させたりとか、
時代に合わないやり方ってのもダサいですよね。
ハヤカワさん、清水さんみたいに、自分がほんとに欲しい!と思うものを作って売るのがカッコイイ。
利益のため、儲けのためだけを考えて、要らないものを売るっていう大企業のやり方もなんだかな~。
これからは時代に合わないやり方、自分の長所にあったモノを作ってない人は廃れていくんでしょうね。