デザイン小ネタ2~和文書体のつくりと種類~

2015/12/29

みなさんこんばんわ。
乾燥がひどくて喉の痛みに悩まされています。。。

今回は前回の欧文書体に関する小ネタと同様に和文書体のご紹介をしたいと思います。

和文書体の種類

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和文書体は、大きく分けて3つの種類に分けられます。
・明朝体
・ゴシック体
・それ以外

それぞれ非常に多くの種類の書体が存在しています。

明朝体

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明朝体は筆文字楷書をルーツにした書体で、横画や角に『ウロコ』が付くのが特徴です。横画は細く、縦画は太くメリハリがあり、一画づつの「はね」や「はらい」など、筆の特徴が再現されています。
抑揚のある曲線で、優雅で上品なイメージや、フォーマルな雰囲気があります。

ゴシック体

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ゴシック体は字画の太さが均等で、ウロコのような飾りが無いのが特徴です。一画の面積が広く黒みが強いため、視認性が高く、見出しなど強調したい文字に多く使われたりします。
直線的な字画のため力強さがあり、伝統的な筆を思わせる明朝体に比べ、カジュアルで明るい印象です。字画の先に丸みのある丸ゴシック体もあります。

和文書体のパーツの名称

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和文書体は、はね、はらい、点、止め、等のエレメント(文字を構成する要素)から成り立っていて、形状は明朝体とゴシック体で大きく異なります。
文字の中の各エレメントに囲まれた空間を「ふところ」といい、これが広いほどおおらかに、狭いほどシャープなイメージになります。

仮想ボディと字面

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和文書体の特徴として、1文字ずつが原稿用紙のマス目のような正方形内に収まるように設計されています。
この1マスを『仮想ボディ』と呼びます。それに対して、実際の文字の形状に沿った大きさを『字面(じづら)』と呼びます。仮想ボディは文字サイズが同じであれば同じ大きさですが、字面は書体やそれぞれの文字によって大きさが異なります。
例えば、同じ書体でも漢字よりひらがなの方が字面がやや小さめに設計されています。また、ひらがなの中でも「り」と「す」の字面は異なります。

まとめ

きれいな文字組を考える前に、まずは文字についてよく知っておきましょう!
その上で文字組みを考えるとさらに見栄えがよくなりますよ

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