データベース初心者必見!入門編その1〜リレーショナルデータベースについて〜
2015/06/22
はじめに
データベースを本格的に学習するために必要な、データベースの概要と、その周辺の覚えておきたい知識をシリーズで紹介していきます。 今回は、データベース周辺の基礎知識をご紹介いたします。
データベースとは
「データベース」という言葉を聞いたことがるという人は多いのではないでしょうか。私達の身近には数多くのデータベースが存在しており、日常の生活の中で利用しています。その身近な例の一つとして図書館の本の検索端末があげれられます。
一般的には、本の検索端末には、本の題名、書籍番号、棚番号、発行日が掲載されています。端末で本の題名を検索すると、それらの情報が表示されます。
このように「情報が整理されて集められたもの」が広い意味でのデータベースです。
現在では、情報を整理して蓄積し、またそれを活用するというデータベースの機能を活用して様々なアプリケーションがつくられています。
データベースの基礎知識
リレーショナルデータベース
現在、最もよく利用されているのはリレーショナルデータベースです。
リレーショナルデータベースでは、関連するデータを行と列からなる二次元の表(テーブル)形式で管理します。
エクセルをイメージして頂けるとわかりやすいかと思います。
上の図のようなイメージでデータが格納されていきます。
これはある会社の社員管理名簿です。
一人の社員に関するデータが1行にまとめて管理されています。
主キー
リレーショナルデータベースでは、データを一意に認識するために主キーと呼ばれる列が作られます。
先ほどのテーブルでいう、社員番号がそれに該当します。
主キーが設定された列では、重複した値を入力することができず、NULL値(からの値)も入力することができません。
主キーがや入力の制約がないと、下の表のようにデータが重複してしまったり、同姓同名で同じ部署、同じ年齢のが判別できなくなってしまいます。
外部キーと親キー
先ほどの表を見てみると、部署番号が数字になっていて、どこの部署に所属しているかわかりません。
リレーショナルデータベースでは、複数のテーブルを関連付けてデータを管理するという方法をとります。
ここでは、例えば部署表というものを用意します。
社員管理名簿の部署番号は、部署表の部署番号に対応しており、山田さんの部署は開発本部ということになります。
このように2つの列を関連付ける列を外部キーと呼びます。また、外部のキーが参照する先の列を親キーと呼びます。
先ほどの例では、社員管理名簿の部署番号が外部キー、部署表の部署番号が親キーとなります。
まとめ
・データベースは、情報が整理されて集められたものである。
・リレーショナルデータベースはエクセルのような二次元の表で表すことができる。
・リレーショナルデータベースでは、いくつかのテーブルを関連付ける。
今回はデータベースの周辺の基礎知識についてご紹介しました。
次回はデータベースを操作する方法をご紹介します。