暮らしにきっと役に立つ?!赤色と皮膚の不思議【色彩心理学】
2016/02/09
前回では、「暮らしにきっと役に立つ?!青色と脳の不思議」を
ご紹介致しました。
今回は、その青色とは対象的なイメージの色「赤色」について
ご紹介したいと思います。
沢山の色がこの世界に存在しておりますが私たちの気づかないだけで、
その色一つ一つは日常に多大な影響を与えているようです。
赤は強いエネルギーを感じさせる色
赤色のイメージは、活気・情熱・勝利・興奮・怒り…等など
とても強いエネルギーを感じさせてくれる色です。
子ども番組の特撮ものでも、リーダーは「◯◯レッド!」と
赤色の戦闘スーツに身を包み戦っていますが、これも積極的なリーダーを
視聴者の皆にイメージさせています。
「今日は積極的に行動したい!」「元気が無いから活発にみえるようにしたい」
と考えている方は赤を取り入れた服を着ると良いかもしれませんね。
皮膚でも色の感知ができる!
盲ろうあ者の偉人ヘレン・ケラーは、色を感じる力がありました。
赤と青の違いがわかるだけでも驚きなのですが、
濃い赤と明るい赤の違いもわかるというのです。
視覚と聴覚を失って他の感覚が研ぎ澄まされ、
このような超感覚を身につけたのでしょう。
しかし、我々にも色の認識は顕在的にわからないようですが、
潜在的には色を認識できているのです。
ある実験で被験者を目隠しにして、
内部全てを赤くした部屋と全て青くした部屋に入ってもらうと、
目隠ししていたにも関わらず、赤の部屋に入った人たちは
赤色を見た効果の「時間がゆっくり流れている様」に感じたのに対し、
青色の部屋に入った人たちは青色を見た効果の
「時間が早く流れている様」に感じたそうです。
赤は暖かさを感じさせる代表的な色です。
・心拍数を高めて血行促進させる
・血圧を上げる
・体感温度を上昇させ、免疫力をUPさせる
といった効果があるそうです。
このことから、寒い時期に赤い下着をつけると、冷え性を改善できるといわれています。
まとめ
この効果を使って、寒い冬の季節や冷え性に悩んでいる方などは
赤い腹巻や下着をつけて、防寒対策をすると良いかもしれませんね。
今年は全国的に強い寒波に見舞われたのと申年でもありますから、
是非、赤を取り入れた下着を着用して体感温度と運気をUPしてみてください。