仮想通貨「ビットコイン」を買ってみた。口座開設から取引までを解説

2017/11/26

近年では「仮想通貨」に関する関心が高まっています。仮想通貨はインターネット上で取引が行われる通貨で中央銀行が存在しないため、低コストで送金ができるなど将来可能性が高い通貨として注目されています。

注目が高まっている仮想通貨ですが、今回筆者が実際に「ビットコイン」を少額ではありますが、購入してみましたので、その際の手順を紹介します。

目次

仮想通貨とは何か?

はじめに、仮想通貨とは、インターネット上で取引される通貨で、普段我々が使用している日本円や米ドルなど中央銀行が発行した通貨とは異なり中央銀行が存在しない通貨です。

日本円であれば、日本国の中央銀行である「日本銀行」、米ドルであれば米国の中央銀行「FRB」が発行権を握っていますが、仮想通貨は、発行権限を持つ中央銀行が存在しないため、送金などにかかわるコストが低く抑えられる特徴があります。

ただし、ネット上でやり取りされるため匿名性が高く、マネーロンダリングなどの不正に使用されるリスクが高いことも指摘されており課題も多くあるのが現状です。そこで、近年、新たに注目される新技術として「ブロックチェーン(分散型台帳システム)」と呼ばれる、取引情報を複数のノードで同期を行い相互監視する仕組みが開発されています。

今までは、中央銀行も含め、金融取引に関わらず取引を行う場合は仲介者に該当する「プラットフォーム」が存在が欠かせませんでしたが、ブロックチェーンの誕生で「プラットフォーム」が不要になり、取引の概念が大きく変わる可能性を秘めています。

bitFlyerに口座開設

今回、仮想通貨を購入するにあたり、仮想通貨の取引所である「bitFlyer」に口座を解説してみました。bitFlyerは2017年4月に金融庁が実施した改正資金決済法より策定された登録法にもとづいて、正式に仮想通貨取引所として登録が行われました。

口座開設は、bitFlyerのホームページにアクセスし、メールアドレスとパスワードを入力して「アカウント作成」をクリックして始めます。

入力したメールアドレス宛にメールが送信されますので、本文に記載されているリンクより登録画面にアクセスして、氏名や住所など必要事項を入力します。

次に、運転免許証などの本人確認書類をアップロードして提出します。

続いて、取引目的を入力します。

最後に、ご自身の銀行口座情報を登録します。住信SBIネット銀行もしくは三井住友銀行であれば無料で入金が可能です。

登録はこれで完了ですが、自宅住所宛に簡易書留ではがきが郵送され在宅確認が行われますので必ず受け取ります。

bitFlyerの口座に日本円を入金する

口座開設が完了後、日本円を口座に入金します。入金方法は2つあり、bitFlyerが指定した住信SBIネット銀行もしくは三井住友銀行の口座宛に送金、もしくは、クイック入金で即時入金が可能です。クイック入金は手数料324円発生しますが指定したネット銀行の他、ペイジー、コンビニ支払いが可能です。

筆者は、住信SBIネット銀行と三井住友銀行をメーンバンクとして利用していますので、コストが発生しない住信SBIネット銀行宛に送金して入金を行いました。入金先については、左メニューより「入出金」をクリックすると送金先が記載されています。

住信SBIネット銀行同士であれば30分以内にbitFlyerの口座に反映されます。その他は1営業日以内となります。入金が完了すると資産状況に入金額が反映されます。

実際にビットコインを購入してみる

入金が完了すると、実際にビットコインを購入してみます。購入方法はビットコイン販売所を通じて購入する方法と、クレジットカードを使って購入する方法があります。その他、外国為替証拠金取引(FX)同様にトレード目的での購入は「ビットコイン取引所」が利用できます。

今回は、ビットコイン販売所を通じて試しに0.01ビットコインを購入してみます。購入時当初のレートは1ビットコイン=90万円前後で推移していました。しばらくはこの相場が続くと思われますが、ビットコインは株のようにPERといった水準を判断する指標がないためこれが適正な金額なのかはわかりませんが、ビットコインの時価総額(約11兆円)を考慮すると常識以上に高額になっていると考えられバブルも指摘されています。

そのため、今後大幅な下落の可能性もゼロとは言えないのが事実で、多額の金額を投じるのは現時点ではおすすめできないと言えます。あくまでも余裕資金で試していただくのが良いといえます。

左メニューより「ビットコイン販売所」を選択します。数量(BTC)を入力し「コインを買う」をクリックします。購入当時は0.01ビットコイン9,301円で約定しました。

その後しばらく期間をおいて、資産状況のBTC資産を確認して見ると日本円に換算して381円プラスになっていました。

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