リスティング広告運用の業務効率化!Google AdWords Editorのススメ

2015/07/09

はじめに

miyaharaです。
リスティング広告を運用する際、膨大な量のキーワード・広告等のデータを取り扱うのは以前エクセルの記事で取り扱った通りです。

参考: リスティング広告運用担当者が知っておくべきExcelの便利なショートカット・機能
リスティング広告運用で使える5つのExcel関数

今回は、更なる業務効率化を目指してGoogle AdWordsに特化したツールのご紹介を行っていきます。

※今回記事を作成するにあたり、AdWords Editor11.1.2を使用しております。

Google AdWords Editorとは

AdWords Editor は、AdWords 広告キャンペーンの管理ツールとして提供されている、ダウンロード可能な無料のアプリケーションです。
基本的な手順は簡単で、アカウントをダウンロードしてオフラインでキャンペーンを編集し、その後、編集内容を AdWords にアップロードします。
AdWords Editor を使用すれば変更を一括して行うことができ、時間の節約につながります。

出典: AdWords Editor の概要 – AdWords Editor ヘルプ

無料で使えて、オフライン作業が可能で、時間も節約できるという優れものです。

ダウンロードはこちらから
AdWords Editor をダウンロード – Google

操作手順

1.アカウントのダウンロード


まずは、メニューより「アカウント」→「開く」を選択します。


するとアカウントマネージャーが現れるので、
こちらから編集したいアカウントを開きます。

2.最新の情報と同期

※注意 AdWords Editorを使用する際、AdWords Editor上のデータとAdWords上のデータが競合してしまわないよう必ず情報を同期させます。


画面上部「最新の情報を取得」よりアカウントをダウンロードします。
基本(速い)詳細データ(遅い)とがありますが、違いは以下の情報を含んでいるかどうかです。
・First Page Bid
・ページ上部表示の推定入札単価
・品質スコア
・承認情報

3.データ編集

基本的なデータの編集は、ここでは割愛させていただきます。
AdWords Editor ヘルプに詳細が記載されていますので、こちらを御覧ください。

AdWords Editor ヘルプ

4.アップロード


画面上部「送信」よりデータをAdWords上にアップロードします。

機能紹介

AdWords Editorならではの便利な機能をご紹介します。

エクスポート


メニュー「アカウント」より、エクスポートができます。
エクスポートの種類は、以下より選べます。

・アカウント全体
・選択したキャンペーンと広告グループ
・現在の選択項目
・現在のビュー(見ている項目)

個人的には、「現在のビュー」をエクスポートすることが多いです。

インポート

当然、インポートもできます。
AdWords Editorでのインポートにおいて便利なところは、csvファイルにキッチリとした形式がないことです。
そのエンティティにあった項目だけ追加しておけば、他の項目を追加する必要はありません。

また、項目名も融通が効きます。
例えば、完全一致(Exact)・フレーズ一致(Phrase)・部分一致(Broad)を指定するマッチタイプの項目は「Type」「Criterion Type」「Keyword Type」「Match Type」のいずれでも認識されます。

レポートの確認


「統計情報」よりレポートをダウンロードできます。
これにより、AdWords Editor画面上に実際の平均CPC、CTR等が表示されます。
前述のエクスポートをすることで、csvに出力することも可能です。
レポートの期間は、デフォルトの 昨日 / 過去7日間 / 過去30日間 / 全期間 か、自分で選択した任意の期間から選ぶことができます。

更にこの統計情報を用いて、「クリック率が悪い広告のみ広告文変更」「平均掲載順位が低いキーワードだけ入札単価を上げる」といったことが容易にできます。

手順は以下の通りです。

1.現在のビューを修正したいエンティティに合わせる
2.虫めがねマークをクリックして検索ビルダーを「統計情報」に選択
3.見たい項目と数字の評価(以上、以下、イコール等)を選択
4.条件に一致した項目が一覧で表示されるので、一括編集

まとめ

以上、AdWords Editorのご紹介でした。
AdWordsの運用のために作られたソフトですので、Google AdWordsで広告を配信しているならばこちらを使いこなすことで大幅な時間短縮が図れます。

空いた時間を更なる改善や俯瞰、新規取り組みの時間に当てれば、良い仕事を続けていけるのではないかと思います!

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