Javaをはじめよう!第12回~代入演算とは~

2016/02/01

はじめに

前回は関係演算と論理演算についてご紹介いたしました。

今回は代入演算について詳しくご紹介いたします。

演算子

代入演算

今まで使ってきた『=』が代入演算の代表的な単純代入演算子です。もうおわかりかもしれませんが、代入演算とは右辺から左辺へデータを代入するときに使います。

Sample19.java

[code]
package chap02;

class Sample19{
public static void main(String[] args){
int i1;
int i2;
i1 = 1;
i2 = 2;

System.out.print(i1 + ” ” + i2);
}
}
[/code]

実行例

1 2

上記の例は今までと行ったものと変わりませんね。変数への代入は同じ値であれば、複数同時に行うことができます
Sample19.javaを少し変更して、同時に複数の変数に代入する処理を行ってみましょう。

 

Sample19.java(変更後)

[code]
package chap02;

class Sample19{
public static void main(String[] args){
int i1;
int i2;
i1 = i2 = 10;

System.out.print(i1 + " " + i2);
}
}
[/code]

実行例

10 10

同時に2つの変数に値が代入されました。つまり単純代入演算は複数ある場合、右側にある代入演算子から処理されていくわけです。

単純代入演算以外の代入演算子である複合代入演算を見てみましょう。今まで行ってきた演算を『=』と同時に記述すると考えてください。

Sample20.java

[code]
package chap02;

class Sample20{
public static void main(String[] args){
int i1 = 10;
int i2 = 20;
int i3 = 30;
int i4 = 40;
int i5 = 50;

i1 += 15; //『+』演算と同時に代入
i2 -= 15; //『-』演算と同時に代入
i3 *= 2; //『*』演算と同時に代入
i4 /= 2; //『/』演算と同時に代入
i5 %= 3; //『%』演算と同時に代入

System.out.println(”i1 = ” + i1);
System.out.println(”i2 = ” + i2);
System.out.println(”i3 = ” + i3);
System.out.println(”i4 = ” + i4);
System.out.println(”i5 = ” + i5);
}
}
[/code]

実行例

i1 = 25
i2 = 5
i3 = 60
i4 = 20
i5 = 2

Sample20.javaでは
『i1 = i1 +15』
『i2 = i2 – 15』
『i3 = i3 * 2』
『i4 = i4 / 2』
『i5 = i5 % 3』
の演算処理が行われた結果と、同じ値結果が表示されているのが分かります。

代入演算で注意しておきたいのは、演算だけでなく代入も行っているというところです。

さいごに

今回は、代入演算について詳しく紹介いたしました!
次回は、インクリメントなどの単純演算について詳しくご紹介いたします!

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