各ECサイト構築・運営支援ツールの特徴とメリット・デメリットを徹底比較

2017/04/30

インターネットが普及したことで、実店舗に出かけることなく自宅でパソコンなどを使っていつでも好きな時に買い物ができるようになりました。さらに、近年では、ECサイトを構築するための様々なツールがインターネット上で気軽に利用できるようになったことから、個人でも実店舗を構えるといった大きな設備投資を行うことなく少ない初期費用のみで簡単にネットショップを開業することもできるようになりました。

注目を集めているECサイトですが、組織や個人を問わずネットショップを運営してみたいと考えている方は増えています。今回は、はじめてECサイトを構築したいと考えている方にECサイトを構築する4つの方法を紹介し、それぞれのメリットとデメリットを比較します。

目次

レンタルサーバーを契約してECサイト運営支援ツールを使用

インターネットでECサイトを構築したいと考えている場合、ご自身で自由自在にデザインやレイアウトなどを考えてオリジナルなECサイトを構築したい場合、レンタルサーバーを契約して、EC-CUBEなどのECサイトの機能をパッケージしたECサイト運営支援ツールをインストールして利用する方法があります。

独自ドメインを取得すれば世界に一つだけのオリジナルドメインでネットショップが展開できる事に加え、デザインやレイアウトなどを自由自在にカスタマイズできること、商品数なども自由に設定が可能です。さらに、EC-CUBEなどでは単純にECサイトの機能だけではなく、マーケティングや訪問者や売上などの分析、決済機能などECサイトを運営改善に役立つルールも充実しているのが特徴です。

また、構築や運営にあたり費用は安く抑えることができるのも大きなメリットです。レンタルサーバーにもよりますが初期費用は数千円から契約が可能で、月額も安くて数百円から数千円で利用可能です。

ただし、ECサイトの構築にあたっては、ある程度ウェブに関する知識が必要になることや運営中に不具合などが発生した場合、ご自身で対応する必要があります。構築は制作会社などに依頼することもできますが、数十万円から数百万円の費用が発生します。

ショッピングカートASP

ウェブに関する知識が浅い初心者の方が簡単にECサイトを構築する方法としておすすめできるのが「MakeShop」などのショッピングカートASPを利用する方法です。

ショッピングカートASPは既に構築されたシステムを利用するため、後は、ご自身でサイトのデザインや決済設定、商品の登録を行うだけで簡単にECサイトが構築できるのが特徴です。また、ドメインを別途取得して設定すると独自ドメインでECサイトが運営できます。

月額の利用料金も数千円から数万円と手軽な料金で利用できます。例えば、MakeShopの場合はプランにもよりますが、初期費用は1万円で、ビジネスショッププランは月額は2,100円、プレミアムプランは7,000円、カスタムプランは5万円で利用できます。

ただし、ショッピングカートASPは予め構築されたシステムを利用するため、ユーザー自身で自由自在に機能などをカスタマイズが制限されていることや商品数を増やすなど規模を拡大する場合上位プランを利用する必要があるなど維持費も高くなってしまいます。

楽天市場やYahoo!ショッピングなどECモールに出店

インターネットショッピングを行う時に、多くの方が利用している楽天市場やYahoo!ショッピングなどECモールに出店する方法があります。

楽天市場やYahoo!ショッピングは、楽天やYahoo!がお店を運営しているわけではなく、あくまでもショップを運営するスペースを貸し出すことで収益を得ています。ネットショップを運営しているのはあくまでも楽天やYahoo!と契約した方が行うことになります。

この様なECモールに出店するメリットとしては、大きな集客力があることで、はじめてECサイトを運営した場合でも一気に多くの訪問者を呼び込むことができます。

運営に係る費用としては、楽天市場の場合は初期登録費用として6万円、出店料はプランに応じて19,500円から100万円となります。一方、Yahoo!ショッピングの場合は初期費用無料で利用できます。

ECモールに出店する場合、ライバルなど競合他社が多いことからどうしても価格競争に陥ってしまうデメリットがあります。また、デザインや機能などカスタマイズが制限されていること、独自ドメインの設定ができないことなど、ECモールの運営業者の意向に従う必要があります。さらに、ECモールによっては売上に応じて別途料金が発生する場合があります。

クラウド型のホームページ作成ツール「Wix」を利用

ECサイトのみならず、ウェブサイトを構築して運営していくには、ある程度のHTMLやCSSなどのウェブの専門知識が必要となりますが、近年では、これらの専門知識がなくても誰でも自由にオリジナルのウェブサイトが構築できるツールも登場しています。

クラウド型がのホームページ作成ツールである「Wix」は、無料アカウントを登録するだけで、簡単なマウス操作のみでオリジナルのウェブサイトが構築できます。無料でありながらテンプレートも500種類以上からえらべることから、ご自身が納得するデザインを見つけることができます。

月額416円のプレミアムプランに加入すると独自ドメインでの運営も可能になります。さらに、月額1,641円のeコマースプランを利用することで、独自ドメインに加え、ECサイトの運営も可能で、ショッピングカート機能や決済機能、受注管理システムなどECサイトの運営に必要となるあらゆる機能が利用できます。

ウェブに関する知識はあまりないが、ECサイトの運営に興味があり低価格で始めてみたいという方は一度検討してみても良いでしょう。

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